Friday, September 19, 2008

BEWARE of Linepithema humile

温室の中で植物だけではなく、色々な生物がいます。常連のダンゴ虫や、クモ、蟻、蚊、等と季節の蝶々、ハチ、青虫、蝉、等です。その中で、高速で飛ぶ虫(ハチ、蝉、蚊、等)は基本的に好きじゃないし、植物に被害を与える虫(青虫、カイガラ虫、蝶々→卵産んでそれが葉を食べる寄生虫になる)も当然嫌いなので、一番危なくなくて一緒にやっていけるのは蟻とダンゴ虫とクモだと思っていました。しかし、温室担当として2度目の夏が終わって全部分かりました。
ああ見えても、蟻は危険です。見えないところでものすごい数の兵隊を隠して、そしてとても賢い戦略で他の生物を相次ぎ殺害していきます。

植木鉢の中で巣を作って、そのために根を食べたり、千切ったりします。その結果、植物が根から弱って病気にかかりやすくなったりします。アブラ虫、カイガラ虫、等の吸汁昆虫 を植物の葉に運んで、排泄物を吸わせて、太とらせてから自分達の食事にするのです。

蟻は種類がたくさんありますが、最もひどいのはアルゼンチンアリです。まだ日本では広島辺りしか発見されていないようですが、植木の流通などであっと言う間に全国に広がりそうです。


http://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/kankyo_seikatsu/argentina/ant_04.html


ウィキペディアはこういうふうにアルゼンチンアリを紹介しています:

アルゼンチンアリ(亜爾然丁蟻) Linepithema humile


その性質から駆除や根絶が容易ではなく、果樹を食害し、人間を含む他生物の巣に侵入してきてその住人を襲い、そこから追い出し時には絶滅に追いやる、その結果間接的に生態系を破壊するなど、このうえもなく厄介なことで世界的に有名である。世界の侵略的外来種ワースト100(IUCN, 2000) 選定種であり、日本の侵略的外来種ワースト100選定種であり、特定外来生物にも指定されている。。。。。

。。。また他の多くのアリ同様、甘味が大好物でアブラムシカイガラムシといった吸汁性のカメムシ目昆虫を、その排泄物(甘露)を目的に保護する性質がある。これら吸汁性昆虫は多くが農業害虫であり、そうでなくても植物を弱らせたり伝染病をうつすので植物の勢いが弱まり、農作物の場合は当然のように収量が減少する。また本種自体も甘い実をつける果樹などを食害する。


http://www.furuya-plants.com

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