Friday, December 24, 2010

Loose Leafs - Blue Douglas Fir

クリスマスにぴったりのイラストを紹介します。とてもクリスマスらしい、冬らしい風景を思い浮かばせる青葉の米松です。これは私の好きな一枚です。イラストのパープル~青色の葉はとても雰囲気を出します。私の故郷のカナダに思い出し、懐かしくなります。。。


学名:Pseudotsuga menziesii subsp. glauca 和名: ベイマツ?
英名: Blue Douglas Fir/ Rocky Mountain Douglas Fir


皆さん、MERRY CHRISTMAS!!!

Thursday, December 23, 2010

Loose Leaves - Slippery Elm

今日のイラストはニレの木のレッドエルムです。東北アメリカ原産の落葉高木です。この木は衝撃などにとても強いため材木として使われています。

学名: Ulmus Rubra 和名: レッドエルム 
英名: Slippery Elm/ Red Elm

Wednesday, December 22, 2010

Loose Leaves - Maple Tree

今日もシャプトンさんの本「Native Trees of Canada」から一枚のイラストを紹介します。今日の葉は北アエリカ原産のモミジです。英名はダグラスメープルです。日本にはほとんど配布していないため日本名はありません。ダグラスメープルはカナダでよく見かけるモミジの品種です。特にロッキー山脈に配布しています。
シャプトンさんはきれいな紅葉をしている葉を描いてくれています。


学名:Acer Glabrum 和名:ダグラスメープル 英名:Douglas Maple

The snowbanks are melting, the sound of water on its gushing, gurgling journey to the drains is beautiful. I plan to buy a book of trees, so I can identify more than the maple as they begin to bloom.
— Rohinton Mistry, “Swimming Lessons”

Tuesday, December 21, 2010

Loose Leaves - Willow Tree

今日のシャプトンさんのイラストはとても情熱的です。
赤と黄色のアクセントがクリーム色と背景の黒っぽい色との美しいコントラストを見せます。とても強い感情を表していますね。でも、なんだろう?ええ??ヤナギ?でも、ヤナギの木はもっと柔らかいイメージがあって、流のような思いを浮かばせるけど、これは。。。とよく見てみると。。。わかった!!これはヤナギの花芽です!!なるほど。
ヤナギは400くらいの品種があって、落葉低木から落葉高木まであります。皆知ってる品種ですが、花芽もわかりますか?わからない方はここをクリック


学名: Salix 和名: ヤナギ 英名: Willow Tree

First of all Carrie Sloane dared Ruby Gillis to climb to a certain point in the huge old willow tree before the front door; which Ruby Gillis, albeit in mortal dread of the fat green caterpillars with which said tree was infested and with the fear of her mother before her eyes if she should tear her new muslin dress, nimbly did, to the discomfiture of the aforesaid Carrie Sloane.
— L. M. Montgomery, “Anne of Green Gables”

Monday, December 20, 2010

Loose Leaves - Chestnut Tree

今日のイラストは落葉樹のチェスナット(栗)の木の葉です。
アメリカ・カナダで、かつてチェスナットの木はとても重要な木材資源でありました。しかし、1904年に発生した「焼き枯れ病(胴枯病)」で、この種の大半が消滅しました。現在、原種より強くて改良されたハイブリッド品種の栽培と既存の木を保護する団体などがあります。
American Chestnut 以外にも、Japanese Chestnut 、Chinese Chestnut や 欧米の品種もあります。日本の品種は胴枯病にとても耐性があり、アメリカの品種の改良にはとても大きいな役割を果たしています。

学名:Castanea Dentata 和名:アメリカン チェスナット 
英名:American Chestnut

 
If Lily had seen him sitting there, she would have known he was up to something. His expression would have told her this. It was fixed and glassy-eyed and murderous. Even Mrs. Carmichael, dozing in the next-door garden, must have felt his violent emanations. Her hammock beneath the chestnut tree had stopped its swaying.
— Timothy Findley, “The Piano Man’s Daughter”

Sunday, December 19, 2010

Loose Leaves - Jack Pine Tree

これは私の大好きな一枚です。バンクスマツです。
このマツはカナダで最も広く配布しているマツの品種であるため、カナダの風景の象徴的なイメージと言っても過言ではないです。数多くの芸術作品にも描かれていますし、カナダの有名な画家Tom Thomsonもよくバンクスマツを描いていました。彼の有名な作品“The Jack Pine”はカナダの首都オタワの国立美術館においてあります。
シャプトンさん解釈は対照的にシンプルですが、その単純さと背景の黄色の使い方は逆にとてもインパクトがあります。
学名:Pinus Banksiana 和名:バンクスマツ 英名:Jack Pine Tree


Then he caught sight of a small pine tree. He stopped dead, stared, and walked out of the circle. Breavman followed him.
“Are you okay?”
“Oh yes. I believe I’d better count these.”
Until supper he amused himself by discovering how many needles there were on an average pine tree.
— Leonard Cohen, “The Favorite Game”

Saturday, December 18, 2010

Loose Leaves - Crabapple Tree

今日はワイルドアップル(リンゴの木)のイラストを紹介します。Malusという属からリンゴの種類はたくさんあります。花の色、木のサイズ、花の咲く時期などはそれによって異なりますが、とても素敵な共通点は皆とても可愛い花を咲かせます。そして、秋から実真っ赤な果実が魅力的です。しかし、シャプトンさんはその花や実ではなく、あえて葉の絵を描くことにしました。

学名:Malus 和名:リンゴの木 英名: Wild Apple, Crabapple

When I was a boy I fell out of a crabapple tree and broke my arm. My mother had three words for me: Can you write? For some odd reason I cherish that moment. I have never felt closer to her, before or since, except for maybe when she added “ice cubes” to what not to give the baby.
— Miriam Toews, “Swing Low: A Life”

Friday, December 17, 2010

Loose Leaves - Garry Oak

今日のイラストは日本にはないワイトオークの仲間のギャリ―オークという木です。原産は北アメリカの西部でカナダのバンクーバーアイランド近辺によく見られます。この落葉小~高木は牧草地の大事な役割を果たしているのですが、都市開発によって脅かされています。そこで、注目を浴びさせるように、シャプトンさんがとても明るく鮮やかに描いています。



学名: Quercus Garryana   和名: ゲリー・オーク 英名: Garry Oak, Oregon Oak

She ought to have stayed away from this neighborhood. Everywhere she walked here, under the chestnut trees with their flat gold leaves, and the red-limbed arbutus, and the tall Garry oaks, which suggested fairy stories, European forests, woodcutters, witches — everywhere her footsteps reproached her, saying what-for, what-for, what-for.
— Alice Munro, “Differently”

Thursday, December 16, 2010

Loose Leaves - Chokeberry Tree

今日も引き続きにシャプトンさんの本のイラストを紹介します。今日の木は北アメリカ原産の落葉小木のチョークチェリーです。 今回のイラストは葉ではなく、実のイラストになります。チョークチェリーの果実は核果で、夏に暗赤色から黒色に熟します。イラストには熟したもの(黒い丸)とまだ熟してないもの(赤い丸)を描いています。とても素敵ですね。


学名:  Prunus Virginiana   和名: チョークチェリー  英名: Common Chokecherry

Along the edges of the forest, where there’s open sunlight, there are chokecherry trees. The red chokecherries ripen and turn translucent. They’re so sour they dry up the inside of your mouth.   
— Margaret Atwood, “Cat’s Eye”

Wednesday, December 15, 2010

Loose Leaves - Black Ash Tree

昨日紹介したLeanne Shapton の本「NATIVE TREES OF CANADA」の特集を今日からスタートします。一回目の紹介は落葉高木のトネリコ類のブラックアッシュです:

学名: Fraxinus Nigra  和名:ニグラ トネリコ 英名: Black Ash

After passing the rapids, the river widened into another small lake, perfectly round in form, and having in its center a tiny green island, in the midst of which stood, like a shattered monument of bygone storms, one blasted, black ash tree.   
— Susanna Moodie, “Roughing It in the Bush”

Tuesday, December 14, 2010

カナダ原産!!!

先日、とても面白い本を見つけました。タイトルは 「THE NATIVE TREES OF CANADA」 です。本の作者は今ニューヨークに住んでいるカナダ人のアーティスト・グラフィック小説家 Leanne Shapton です。



この本は元々1917年にカナダ政府の政策と国民の資源林業局に出版されたそうです。タイトルが示すようにカナダ原産の木の本です。白黒の調査写真や木の説明がたくさん載っている本です。アーボリストのために出版された本だから、決して面白くない本ですがシャプトンはそう思わなかったみたいです。
シャプトンはその本を買って、その本に載っていた木を想像しながらその木の葉などを描いたのです。結果は、84枚のイラストをコレクションにした「Native Trees of Canada」最新版の本です。もちろん、本のイラストは完璧に木の特徴や葉の形を表せていないですが、彼女の記憶と想像力を活かした夢のある美しい描写です。
http://www.amazon.co.jp/gp/switch-language/product/1770460322/ref=dp_change_lang?ie=UTF8&language=ja_JP

上のリンクをクリックしてアマゾンで買えますが、一応何ページかこれからクリスマス特集として紹介をしたいと思いますので、楽しみにしてくださいね~!!!

Friday, December 3, 2010

ROSEMARY の花!!!

ローズマリーの花が咲いていました!小さいけれど、可愛いね~~!!


学名: Rosemarinus Oficialis  英名: Rosemary  和名: マンネンロウ

地中海沿岸地方原産の常緑低木。
葉は表面が濃い緑色で、裏面は銀灰色をしています。成長すると長さ1.8メートルほどにもなり、小さな花を咲かせます。花の色は、青〜紫色のものがほとんどだが、白や桃色のものもあります。

ローズマリーは、様々な品種があり、それによって花の時期や耐寒性などの性質が変わってきます。主に、立性、匍匐(ほふく)性とその中間の種類に分かれます。

立性… 勢いよく生育するハーブで、基部から分布した枝は直生して高さ1~2mになり、大きくなると側枝は斜上するか垂れ下がります。葉は大きく縁の内局が少なく、幅広い線形になります。


ほふく性… 若い苗は地面を張って伸び、古くなると枝は盛り上がって高さ30~50㎝になります。葉は強く内曲して、肉質・棒状になります。

 

ローズマリーは集中力や記憶力を高める効能があるとして有名なハーブです。ハーブティーや抽出油として使うと、その香りが脳に刺激を与え、意識がはっきりして元気を取り戻す効果が出ると言われています。

フレッシュでもドライでも利用可能で、抗菌作用や酸化防止作用もありますので、肉料理をはじめ、さまざまな料理に広く利用されています。
乾燥しても香りが持続するので、刈り取った枝をそのまま部屋に吊るしたり、ポプリとして利用すると消臭効果があるので、ペットのいる家庭では役に立ちます。

ローズマリーは本当に色々な効果があって、とても「いい」ハーブです。それに、丈夫で育てやすいので、庭に植えても、プランターに植えても、元気に育ってくれます。
是非、ローズマリーを使ってみてください!!とてもオススメします!