Friday, February 27, 2009

2ヶ月遅いクリスマス







学名:Helleborus 一般・日本名:クリスマスローズ
ヨーロッパのアルプスやバルカン半島の北西部に分布しています。イギリスではクリスマスの時期に咲くことから、「クリスマスローズ」の名前がつけられたそうです。またキリスト誕生の日に、ベツレヘムはこの花で広く被われていたといわれます。
本来のクリスマスローズは Helleborus Niger という学名のヨーロッパ原産の植物で、ちゃんとクリスマスの頃から2月頃にかけて咲きます。 しかし、日本でクリスマスローズとして売られているものはほとんど2月から4月にかけて咲くHelleborus Orientalis (レンテンローズ)という同属の別種です。この原種はイタリアからコーカサスにかけての山地に広く分布しています。


クリスマスローズの原産地は山の涼しい場所ですので、高温多湿の日本の真夏を乗り切れるかが課題になります。でも、耐陰性と環境適応力があるので、都会でもうまく管理すれば丈夫な植物です。
クリスマスローズを風通しの良い、落葉樹の陰になるような場所に植え、冬の風の強い場所や真夏の西日があたる場所を避けて植えるのが一番きれいに育つと思います。

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