Monday, February 28, 2011

BOTANICAL SUPERLATIVES: 一種類の最大の森

そうなんですよ。最大の森ではなく、一種類の木の最大の森です。
ユタ州にあるFishlake National Forest (フィッシュレイク国立森)に世界最大の一種類の木の森があるのです。その木は北アメリカ原産の Quaking Aspen (アメリカヤマナラシ)というヤナギ科の落葉高木です。


ユタ州の森は、約100エーカー(12万坪)に広がり、635万Kg以上の重さがあります(最大の動物、シロナガスクジラの40倍の重量)。それも、すべて一つの品種の木ばかりです。その理由は、このQuaking Apen の増殖方法にあるのです。この品種は花の花粉ではなく、根茎から芽を出して増殖します。広範囲でクローン培養を作り、クローンのすべての木が同じ特性を共有し、単一の根茎構造を作ります。5才の木もあれば、1万才の木もあります。森自体はおそらく8万年続いていると研究家が発表しています。


この森はPANDO(ラテン語で広がる)又はTHE TREMBLING GIANT(おののく巨人)と名付けられました。アメリカヤマナカシは扁平した葉柄を持つため少しの風でも震え、音を出すのが特徴です。名前の参照は、その微風でも発生する葉の震えと音から来ます。 47,000本の木が立っていると予測されているこのTREMBLING GIANTの作る音はきっと恐るべき音であるでしょう。 
でも、このアスペン(学名:Populus Tremuloides) はとても美しい木です。幹は白樺のように真っ白で、黒い斑点模様が付きます。秋にはとても見事な黄色紅葉を見せてくれます。
しかし、大きくなるし、とても侵略的な増殖方法のせいで庭木には向いてません。


いつ科、ユタ州に行ってTREMBLING GIANT の下に立って、音を聞いてみたいな~~

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